yoki -ヨキ- とは「小さな斧」を意味します。
木、金箔、銀箔、絹糸などを主に使用して、
ひとつひとつアクセサリーを作っています。
木
黒壇、紫壇、タモ、カリン、ウォルナット、トチ、マホガニーなど、
様々な種類の木材を使います。
中には雑木としてひとくくりにされ、種類がよくわからないものもあります。
虫食いがあったり、古くなってでこぼこになったり、表情は様々。
高品質とされている種類だけにこだわらず、
木それぞれの表情を生かして作っています。
箔
金箔、銀箔を主に使用しています。
装飾性の強い、きらびやかなイメージよりも
経年変化した仏像やイコン画のように
ほのかな、静かな、それ自身ではなく、
周りの光を受けて返している光。
糸
独特の落ち着いた光沢を持つ絹糸を主に使用しています。
絹は、繊細で汗や日光に弱いので、補うために一本一本ロウ引き処理をして編んでいます。
“斧は、私たちの中にある冷たく凍った心、凝り固まった概念を
ほんの少しでも削ったり、溶かしたり、壊してくれるもの。アートがそうであるように。”
何かを見るとき、選ぶとき、作るときに、この斧を持っていたいと思います。